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K先生

小学校3年生のときに新しく赴任して来られた図工のK先生は僕にとって衝撃的でした。

それまで僕は例えば「人の肌」を描くときには、絵の具の「ちゃいろ」と「しろ」しか使いませんでした。
なぜなら茶色と白を混ぜれば肌色になるという色の公式を「知って」いたからです。

ところが、K先生はそういう絵の描き方を厳しく禁止しました。
24色絵の具の「はだいろ」で塗りつぶすことなど言語道断です。

そしてK先生は言いました。

「よくみてください。人の肌にも緑、赤、青、などいろんな部分がありますよ。
 色の公式なんて忘れて、感じたままを描きましょう。」

と。

言われたとおり感じたままいろんな色を使って描いてみると、たしかに作品に見違えるほどの生命力が宿りました。


また、消しゴムで消すことも厳禁でした。

ある日K先生から「おうちの人を描いてきましょう」という宿題が出されたことがありました。
僕は母親がアイロンがけしているところを描きました。
一番手前にあった母親の腕から丹念に描き始めたところ、腕があまりにもクローズアップされてアイロンをかけていることがわかりにくくなってしまったので「あー失敗作」と思いながら提出しました。
するとK先生のコメントは意外にも
「100万ドルのお母さんの腕!!」
と(多分心からの)絶賛でした。
褒められると自分でもそんな気がしてくるから不思議でした。

そんなK先生のおかげで僕は絵を描くのが大好きになりました。
僕だけでなく、周りのみんなも図工の時間の目の輝きがそれまでとまったく変わったのを覚えています。

あれから約25年-。
僕は今日こんな本を買ってみました。

絵を描きたいあなたへ―道具の選び方からスケッチ旅行のノウハウまで (講談社プラスアルファ文庫)絵を描きたいあなたへ―道具の選び方からスケッチ旅行のノウハウまで (講談社プラスアルファ文庫)
(2002/10)
永沢 まこと

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少し暖かくなってきたし、のんびり絵でも描きに出かけようかな。


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