スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


作ってみる - 塩(3)

やってみました、塩作り♪
3リットルの海水から86グラムの塩が取れました。

以下、手順と考察です。

(1) きれいな海水を汲んでくる

僕は逗子海岸で15リットル汲んできました(その様子はこちら)。

(2) ゴミをこす

コーヒーフィルターで濾過して鍋に入れます。
鍋の容量を考えて、15リットルのうち3リットルをこしました。
IMG_5539_s.jpg


(3) 割り箸で高さに印をつける

この先水面の高さを目安に作業を進めるので、割り箸を立てて水面の高さのところに鉛筆で印をつけておきます。
IMG_5540_s.jpg


(4) 1/10くらいまで強火で煮る

(3)でつけた印を目安に水を1/10の量になるまで蒸発させます。
白いものが析出してきます(食塩の主成分、塩化ナトリウムではなく硫酸カルシウムだそうです)。
IMG_5542_s.jpg


(5) カルシウムをこす

出てきた白いものをコーヒーフィルターでこします。
カルシウム分は、鍋にこびりつくからだそうです。
IMG_5545_s.jpg


(6) 再び煮る(中火)

(5)で濾過した液を小さい鍋で煮ます。
そのとき、鍋にこびりつかないようにかき混ぜ続けます。
だんだん塩が析出してきます。
IMG_5546_s.jpg


IMG_5548_s.jpg


(7) 塩をこす

水分が残っていてこせるような状態のうちにコーヒーフィルターでこして塩を取り出します。
IMG_5550_s.jpg


(8) フライパンで焼く

こした塩をフライパンに移して加熱、水分を飛ばします。
IMG_5551_s.jpg


(9) できあがり

IMG_5552_s.jpg


IMG_5553_s.jpg


(ここまでの参考: 男の趣肴ホームページ


さて、考察は3点。

[考察1: 成分]

海水には、塩(えん)とよばれる物質が1リットルあたり約34g溶けているそうです。
そしてその内訳は、
・塩化ナトリウム(食塩、NaCl): 77.9% (25g)
・塩化マグネシウム(MgCl2): 9.6%
・硫酸マグネシウム(MgSO4): 6.1%
・硫酸カルシウム(CaSO4): 4.0%
・塩化カリウム(KCl): 2.1%
・その他: 0.3%
だそうな。

今回3リットルの海水で試したので、塩(えん)は102g、そのうち75gが塩化ナトリウムということになります。
今回の最終段階で86gの塩が取れたということは、だいたい
・塩化ナトリウムが75g
・その他の塩(えん)が11g
ということです。
これは市販の食塩と比べると、塩化ナトリウムの割合がかなり低いです。
多分、もうちょっと早く火を止めて濾過しておけばもう少し塩化ナトリウムの割合は増えていたんだと思います。

ま、「その他の塩」はにがりの成分だったりするんで、体に悪いということはないでしょう。

[考察2: 結晶の観察]

市販の食塩と今回作った塩の結晶を顕微鏡で覗いて比較してみましょう。

まずはこちら↓が市販の食塩(150倍)。

IMG_5558_shokuen.jpg


きれいな立方体、つまり塩化ナトリウムの結晶が見えます。

そしてこちら↓が今回海水から作った塩(150倍)。

IMG_5559_kaisui.jpg


随分違いますね。精製塩と天然塩の違いでしょうか。
立方体のまわりに小さい粒がたくさんくっついているような感じでゴツゴツしています。
これが考察1でいうところの「その他の塩」なのかもしれません。

顕微鏡を買ったことで実験に深みが増したことが何よりうれしい(^^))

[考察3: エネルギー]

元の水温を20℃とすると、

3リットルの水を蒸発させるのに必要なエネルギーは、
温度を上げるために 3,000 * 4.2 * (100 - 20) = 1,008 [kJ]
蒸発させるために 3,000 * 4.2 * 600 = 7,560 [kJ]
トータルで8,568 [kJ]

バスタブ一杯(180リットル)の風呂を沸かす(40℃にする)のに必要なエネルギーは、
180,000 * 4.2 * (40 - 20) = 15,120 [kJ]

なので、

86gの塩を作るために、バスタブ約半分のお湯を沸かすエネルギーを消費

したことになります。
汲んできた15リットル全部このやり方で塩にするとバスダブ2~3杯分です。

もう少しエコにいきたいところです。

というわけで、残りの海水は室内に塩田を作って自然蒸発にチャレンジしてみることにしました。

発明してみる - 室内塩田」へ

この記事に対するコメント

初めて日記が更新されていると思ったら。。。
いつの間にお子様2人になってるんですか!!
うちはえ、こんな簡単に?って感じで一人はできたのですが、2人目は苦戦しているので、うらやましい限りです。自給自足、添加物や合成界面活性剤などが怖い今、かなり私も興味あります。

2008/02/12 12:35じょうの◆-URL編集

ひさしぶり~。たしか去年いっぱい育児休暇取るってメールもらってたような気がするのでもう働いてるんかな?子育てしながら働くのってめっちゃタイヘンやと思うけど頑張ってな~。
へへへ、2人目産まれたよ~ん。またゆっくり話したいな。
自給自足は、オレが実験台になっていろいろやってみるわ(笑)。

2008/02/12 19:46シテミル◆U7qMcyrYURL編集

初めまして! いずみと言います。
中01です。
私も、理科研究で塩を作ったんです。
それで、その塩を顕微鏡で見てみたのはいいんですが、
上手く写真がとれません;
親は手書きにすれば? と言ってるんですが、それはちょっと...  
ってことで、もしよければ、どうやって写真をとったのか教えて下さい。

2008/08/19 22:34いずみ◆-URL編集

いずみさんこんにちは。
顕微鏡で見たものをデジカメで撮る方法は、基本はとてもシンプルです。
(1) 顕微鏡のピントを合わせる
(2) 早いシャッターが切れるように、顕微鏡の照明を明るくする
(3) カメラのレンズが広角になっていると写真の周囲に黒い部分ができるので、望遠側にする
(4) カメラと接眼レンズが一直線に並ぶように構えて、モニタを見ながらオートフォーカス、オート露出でシャッターを切ればOK(フラッシュはオフにしておく)

あと、周囲からの光を入らないようにするために、カメラのレンズと接眼レンズの接合部分の周囲をラップの芯や手のひらで覆うときれいに撮れます。

これでもうまくいかなかったら、どんな風になってしまうのかを教えてもらえればさらにアドバイスできるかもしれません。

それでは、顕微鏡ワールド楽しんでくださいね~。

2008/08/20 04:17シテミル◆U7qMcyrYURL編集

分かりやすいアドバイス、ありがとうございました。
さっそくこの方法で今日やってみます。

顕微鏡ワールド、楽しんできます。(笑

2008/08/20 08:22いずみ◆-URL編集

遅まきながら・・・

原理は簡単なんですが、ランニングコストの問題ですね~~。はい。

味わい深い天然塩を入手するには、埃の入らないどこかの片隅に海水を放置しておくしか・・・。夏場に集中的に。

忘れた頃、手に入ります。・・・それで握ったおにぎりは素敵においしいです。

2009/01/25 07:19あおいとっと◆-URL編集

そうなんですよね~。
もしかしてあおいとっとさんも海水から塩を作られた経験がおありですか?
おにぎり、想像しただけでおいしそうですね~。

2009/01/26 05:03シテミル◆U7qMcyrYURL編集

この記事に対するコメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://sitemiru.blog31.fc2.com/tb.php/21-7718d827
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。